AdBlue®について

■AdBlue®は、純粋に高純度の尿素を溶かして製造する無色透明(尿素濃度32.5%)の水溶液で、ドイツ自動車工業会(VDA)の登録商標です。

ディーゼルエンジン車向けの「尿素SCRシステム」(排気ガス浄化装置)に必要不可欠なもので、これを触媒内部にて排出ガスに噴霧することにより加水分解が起こり、アンモニアが発生します。
このアンモニアによって大気汚染の原因とされている窒素酸化物は窒素と水に還元され、環境中への排出が大きく削減されます。

・尿素32.5%、純粋67.5%から成る高品位尿素水
・ドイツ自動車工業会(VDA)の審査を受け、認証された会社およびその製品だけがAdBlue®(アドブルー)を名乗ることができます。
・ポスト新長期規制(2009年規制)に対応するディーゼル車に搭載されています。

SCRシステムとは

・ディーゼルエンジンを持つ自動車は「自動車NOx・PM法」より排出規制がかけられています。(2009年10月から新基準)

・自動車会社(国内4大トラックメーカー)の対応として
1.PM(粒子状物質)はエンジン内で、高圧・完全燃焼させ削減。
2.NOx(窒素酸化物)は後処理で排気ガスにアドブルーを噴霧し、触媒反応で削減。(SCRシステム)
エンジン内では完全燃焼を図れますので、パワーが落ちず、燃焼の向上が図られます。